血をつくるための生活習慣 ②
第二の心臓ふくらはぎを鍛えましょう!
下に溜まった血液を戻すために進化の過程でつくられたのが、
第二の心臓と言われるふくらはぎ。
ふくらはぎは歩くときに筋肉が伸びたり縮んだり、
この筋肉の収縮を使って心臓を血液に戻しています。
この働きは、静脈の弁と一緒に行われます。
歩かなければ筋肉の収縮はなく、第二の心臓は止まってしまいます。
歩くことは直接的に血流を良くします。
血液を戻す力が弱くなると、
ひと目で分かる特徴的な症状が下肢静脈瘤です。
足の静脈の弁が壊れて血液が逆流し、
弁の下に血液が溜まっている状態です。
静脈の弁の下に血液が溜まっている状態は、
血流が悪くなって滞った状態で、『お血』そのものです。
足のむくみは動かずに溜まってしまった静脈の血液から、
水分が血管の外ににじみ出るためにおこる症状で、
血液が足で滞ってしまった状態です。
血液が足で滞ってしまうと、本来全身に回すはずの血液が足にたまり
上半身の血液不足で、肩こりや頭痛がおきてしまいます。
ふくらはぎの筋肉を鍛えて、静脈の血を戻し流すことを意識しましょう。